それ、もしかすると “体内時計の乱れ” が原因かもしれません!
食べる“内容”だけでなく、“時間”も健康に大きな影響を与えることがわかってきています。
今回は、新たな栄養学「時間栄養学(クロノ・ニュートリション)」をわかりやすくご紹介します◎
体のリズムは“24時間ピッタリ”ではない
私たちの体には「体内時計」が備わっており、これは 約24.5時間周期 で動いています。
つまり、放っておくと地球の1日(24時間)とズレが生じるんです。
そこで、体はズレた時間を24時間に合わせるため、
光を浴びる・食事をとる といった行動で、毎日体内時計をリセットしています。
しかし生活リズムが乱れると、この時計も狂いがちに…。
時間栄養学とは?
食事の「時間」に注目して、体内時計を整え、健康的な生活リズムを作る栄養学です。
まずは何個当てはまるか、生活リズムのNG度をチェックしてみましょう!
すぐ実践!体内時計ボケのリセット習慣とは?
● まずは“食事の時間”を整えよう!
基本ルールはこの3つ!
① 夕食から朝食まで12時間以上空ける
② 朝食は起きて1時間以内に食べる
③ 1日の食事量のバランスは 朝:昼:夕=4:3:3
【具体的な食事のコツは?】
食事をとる時間を意識して、ハツラツとした生活を手に入れましょう!
◆ 朝食:起きて1時間以内に「タンパク質+炭水化物」を!
朝は体内時計をリセットする大切な時間。
「ごはん+納豆」「トースト+卵」など、糖質とタンパク質の組み合わせが◎
さらに朝日を浴びることでリセット効果が高まります!
◆ 昼食:代謝が高いこの時間にしっかり食べる!
昼は体温が上がり、脂肪になりにくい時間帯です。
好きなものを「主食+主菜+副菜」でバランスよく!
揚げ物など脂っこいものはこの時間に食べるとGood。
◆ 夕食:21時までに済ませるのが理想
遅くなると血糖値が上がりやすく、体重増加の原因に。
もし21時以降になりそうなら、夕方に主食(ご飯やパン)だけ先に食べておくのがオススメ。
帰宅後はおかずや汁物だけにしましょう。
今すぐトライ!今日から「時間栄養学」を意識してみよう
食べるものを選ぶだけでなく、「いつ食べるか」も意識することで、体調・体型・メンタルすべてに良い変化が現れます。
小さな工夫を重ねて、あなたの体内時計を味方につけましょう!
その他コラムはこちら▼
『ファスティングの謎、解明!』ー初級編ー
『糖質量が少ない食材選びのコツ
参考文献▼
生活習慣病の予防や改善を目指した時間栄養学(2021)
厚生労働省 生活習慣病の予防や改善を目指した時間栄養学