『あなたの知らない“食後高血糖”の世界』

“食後高血糖”は、実は糖尿病の一歩手前の状態だということをご存知ですか?初期は自覚症状がなく、気がつかない人も多いのだとか…!

今回は知っているようで意外と知らない“食後高血糖”の世界に迫ります!

そもそも食後高血糖とは?


食後2時間が過ぎても、血糖値が高い状態のこと。食べ過ぎ高脂肪食肥満不規則な生活リズムなどが直接の原因と言われています。

あなたは大丈夫?食後高血糖の落とし穴

健康診断では気づけない!?

健康診断は空腹時に測定するため、食後高血糖は見逃されがち!空腹時の血糖値が正常でも、食後高血糖の人は、死亡率※が約2倍も高くなると言われています!

※ある年齢の人が1年間に死亡する割合

同じ食事でも、食べ方次第で血糖値は上がる!

早食いをして一気に体中へ糖が運ばれると、短時間で血糖値が急上昇してしまいます。
バイキングなどの“だらだら食べ”も、食事の総量が増え、血糖値が高い状態が続いてしまうため要注意!

低カロリーの食品でも血糖値は上がる?

血糖値を上げるのは「カロリー」ではなく「糖質」だけ。
ヘルシーなイメージのそばよりも、糖質をほとんど含まないサーロインステーキを食べる方が実は血糖値は上がらないんです!

食後高血糖だと血管がボロボロに…!?

食後高血糖は、活性酸素の発生を促し、血管に酸化ストレスを与えて動脈硬化を促進してしまいます。
その結果、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まってしまいます。

食後高血糖を抑える=認知症を予防する!?

食後高血糖を放置していると、脳の神経細胞にダメージを与え、認知症のリスクが高まることが分かっています。
早めの対策が未来の健康につながります!


そうは言っても炭水化物を食べ過ぎた…そんな時は?

健康的な生活を送るためにも、エネルギーとなる炭水化物をきちんと摂取することは大切!

でも食べ続けてしまうと、余分な糖質は脂肪へと変わりカラダが重く感じる日もありますよね…😭

そんな日々が続いたら、ファスティングで短期集中リセットがオススメです◎

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参考文献▼動脈硬化性疾患リスクとしての食後高血糖(2005)
糖尿病患者における食品の摂取順序による食後血糖上昇抑制効果(2010)
様々な食品素材が食後高血糖抑制に及ぼす影響の検討(2020)